2025.7.7 週刊粧業に掲載

ノーベル化学宏業

 

多様な開発ニーズへの対応で

企画開発からの協力体制を構築

 

化粧品OEM/ODMのノーベル化学宏業(本社・工場=大阪)は、多様化・高度化する化粧品OEM/ODM市場のニーズに応えるべく、協力工場とのパートナーシップをさらに強化し、柔軟かつ高品質な生産体制を整備する。

昨年8月には「OEM企画営業部」を新設し、お客様の製品イメージや要望に応じた最適な製造体制を企画段階から一貫して提案・調整する仕組みを構築。多品種・小ロット対応に特化した自社設備に加え、協力工場の技術力を活かすことで、幅広いニーズに迅速かつ的確に対応できる体制を強化した。

勝見篤嗣社長は、「競争が激化する市場環境の中で、当社の強みである独自原料・処方の技術開発に加え、協力企業との連携強化によって、より多様なお客様の期待に応えたい。お取引先に選んでいただいた企業様へ、最終的な商品化までしっかり寄り添い、確かな成果を届けていく」と意欲を示した。

OEM企画営業部は、お客様の構想を具体化するための詳細なヒアリングを重ねながら、製品化までの調整を担う。新部署発足からおよそ1年で大小さまざまなプロジェクトが進行しており、OEM企画営業部の西山太執行役員は「お客様に製品のイメージをより具体的に描いていただけるよう、今後も企画段階から積極的に関わっていきたい」と述べた。

さらに、今年で創業75周年を迎える節目にあたり、勝見社長は「受け継いできたチャレンジ精神を大切にしつつ、新たな市場や技術にも積極的に取り組んでいく」と将来への展望を語った。

今後は、大阪市内で開催される化粧品関連のBtoB展示会に出展し、自社およびOEM企画の取り組みを広く発信。展示会を契機として、「まずは関西圏からより多くのお客様に当社のサポートをお届けしたい」(勝見社長)としている。